【子どもが小学生以上なら】子育て世代のファミリーカーとして、ベルランゴを考えてみる

車選び
出典:Stellantisジャパン株式会社

子どもがまだ小さいけど、シトロエンのベルランゴって、ファミリーカーとしてどうだろう?

ミニバンは、あまり他人と被らない、おしゃれなミニバンに乗りたいな。

そんな方に、シトロエンの「ベルランゴ」について、子育て世代の目から見て、「あり」かどうか考えてみました。

本記事では、子育て世代の私が、子育て世代から見たベルランゴのメリット・デメリットについて解説します。

「ベルランゴ」の購入を検討している子育て世代の方は、参考にしてみて下さい。

ベルランゴのメリット

子育て世代にとって、ベルランゴには以下の5つのメリットがあります。

  • リアガラスハッチが開き、駐車スペースの後ろが狭くても荷物が出し入れできる
  • 収納スペースが多い
  • 2列目の横幅は、大人3人が余裕を持って座れる横幅
  • 燃費が良い
  • 長距離走行で疲れにくい

それぞれ順番に解説します。

リアガラスハッチが開き、駐車スペースの後ろが狭くても荷物が出し入れできる

出典:Stellantisジャパン株式会社

ベルランゴは、リアガラスハッチを単独で開けることができるため、「駐車スペースの後ろが狭くても、荷物の出し入れがしやすい」メリットがあります。

なぜなら、通常のミニバンのリアゲートの開口幅はとても大きく、駐車スペースの後ろが狭いと荷物の出し入れができなくてとても不便だからです。

ベルランゴのようにリアゲートの上部分だけをあけることができるミニバンは、国産車ではセレナ、外車では、ベルランゴ、リフター、アストロなどで、車種がかなり限られます。

我が家も、自宅の駐車場の後ろのスペースが狭いため、リアガラスハッチが開けられるベルランゴは魅力的に感じました(我が家はセレナですが、デュアルバックドアに助けられています)。

ベルランゴは、自宅の駐車場の後ろのスペースが狭い方にもおすすめです。

収納スペースが多い

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ベルランゴは、他のミニバンと比べても、収納スペースが多いミニバンです。

なぜなら、ラゲッジルームやセンターコンソール、グローブボックス以外にも、天井部分に複数の収納箇所があるためです。

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日本のミニバンにはあまりない収納ですが、フランスのミニバンには、天井にも収納を設けている車があります。

2列目の横幅は、大人3人が余裕を持って座れる横幅

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ベルランゴの2列目は、大人3人が余裕を持って座れる広さがあります。

なぜなら、全幅1,850mmという幅広なボディの中に、等間隔で独立して3人が座れる2列目シートが備わっているからです。

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そして、2列目の左右の座席それぞれにチャイルドシートを乗せた場合でも、真ん中の席に大人が座ることができるため、パパが運転し、ママが真ん中の席に座って子どもの様子をすぐ隣で見ることができます。

子ども2人までを持つ家族であれば、子育てに向いている車と言えます。

燃費が良い

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ベルランゴはディーゼル車ですが、とても燃費の良い車です。

なぜなら、街中でも13km/Lくらいなので、コンパクトカー並みの燃費の良さだからです。

ディーゼルのため、ガソリン代もレギュラーやハイオクに比べて安く済むのも良いです。

同じフランス車でよく比較されるルノーのカングーがハイオクなのに対し、ベルランゴはディーゼル車です。

エンジン音もそれほどうるさくないため、ディーゼル車の中では、快適に乗れる車です。

長距離走行で疲れにくい

ベルランゴは、「長距離運転で疲れにくい」というメリットがあります。

なぜなら、もともとベルランゴはフランスで商用車での利用を想定して作られており、荷物を積んで長距離を走ることを想定しているからです。

以前、ベルランゴのオーナーさんから聞いた時に、

「試乗したくらいでは分からないけど、長距離を乗ってみると、“今度はもっと遠くへドライブしてみたい”と思わせる車だ。」

とおっしゃってました。

そのため、家族で遠出をするのには向いている車だと言えます。

ベルランゴのデメリット

一方、ベルランゴには下記の3つのデメリットもあります。

  • ステップ高が高いため、小さい子どもやお年寄りが乗りにくい
  • 運転席から2列目へのウォークスルーはできない
  • ドリングホルダーが小さい

それぞれ順番に解説します。

ステップ高が高いため、小さい子どもやお年寄りが乗りにくい

ベルランゴは2列目のステップ高が高いため、小さい子どもやお年寄りが乗りにくいというデメリットがあります。

なぜなら、ベルランゴの2列目のステップ高は450mmもあり、国産ミニバンと比べるととても高いからです。

国産のミニバンの2列目のステップ高は300mm台が多いので、450mmという高さは、相当高いです。

もともとファミリーユースな車として設計されていないせいか、ステップ高については、あまり配慮されていないようです。

ステップ高が450mmもあると、3歳くらいの子どもは一人で乗り込むことができません(私の娘がそうでした)。

そのため、子どもが小学生くらいにならないと、一人で乗り込むには難しいです。

運転席から2列目へのウォークスルーはできない

出典:Stellantisジャパン株式会社

ベルランゴは、運転席から2列目へのウォークスルーができません。

なぜなら、かなり大きめのセンターコンソールボックスが付いているからです。

ベルランゴに乗るのであれば、2列目へのウォークスルーはあきらめたほうが良いでしょう。

2列目に未就学児を乗せる場合は、ウォークスルーがあったほうがいいのかもしれません。

そのため、子どもを持つ家庭がベルランゴに乗るには、やはり子どもが小学生くらいになってからのほうが良いと思います。

ドリングホルダーが小さい

ベルランゴには、運転席と助手席にドリンクホルダーが付いていますが、ちょっと使いにくいです。

なぜなら、ベルランゴのドリンクホルダーは、底面の径が小さく500mlのペットボトルが入らないからです。

もともとこのドリンクホルダーは、ペットボトルではなく、スタバのドリンクのような紙製のコップを入れておくサイズに作られています。

そのため、自分で別途ドリンクホルダーを用意するなどの対策をしなくてはいけません。

まとめ:子育て世代のファミリーカーとして、ベルランゴを考えるなら、子どもが小学生以上になってから

以上、子育て世代の私から見たベルランゴのメリットとデメリットを解説しました。

メリットとしては、

  • リアガラスハッチが開き、駐車スペースの後ろが狭くても荷物が出し入れできる
  • 収納スペースが多い(ラゲッジルームも広く、天井にも収納あり)
  • 2列目の横幅は、大人3人が余裕を持って座れる横幅(全幅1,850mm、3つの独立座席)
  • 燃費が良い(街乗りで13km/Lくらい)
  • 長距離走行で疲れにくい

そしてデメリットは、

  • ステップ高が高いため、小さい子どもやお年寄りが乗りにくい(450mmは高すぎる)
  • 運転席から2列目へのウォークスルーはできない
  • ドリングホルダーが小さい(別途ドリンクホルダーの用意が必要)

です。

以上のことから、ベルランゴを子育て世代のファミリーカーとして購入するなら、子どもが小学生以上になってから購入することをおすすめします。

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